うちの夫は個人事業主で、「国民健康保険」に加入しています。
国民健康保険料として総額65万円の振込用紙が届いておったまげた話をしますね。
6月に届く恐怖の紙
国民健康保険の保険料は、前年の所得と家族の人数から計算される。
2021年に支払う保険料は、2020年の1年間の収入、つまり2021年のはじめに提出した確定申告でおおかた決まるわけだ。そこから役所の方が計算してくださり、6月に「あなたのところの保険料、今年はこれだけだから払ってね。」と振込用紙が届く。
前はこの振込用紙を持ってセブンイレブンに足を運び、大金チャージしたnanacoで支払っていたが、めんどくさいことは先延ばしにする性格のため、期限の過ぎた振込用紙を発見して頭を抱えたことが幾度となくあった。
(実は数年間、nanacoチャージのクレジットポイントが全くついていなかったのはまた別の話…)
それが、今はpaypayで払えるというんだから驚愕だ。
自宅でごろごろしながら、振込用紙のバーコードをスマホで読み取るだけで、一瞬で支払いが終わるなんて!!数年前は、コンビニで払えるというだけでもありがたがっていたのに。今の時代にうまれて本当によかった。
こういう便利なシステムをどんどん考えて実用化してくださっている頭の良い方々には感謝しかありません。本当にありがとうございます。世のためになるお仕事って素敵ですよね。
話は戻って、その10枚の振込用紙と別に、もう1枚、全額をまとめて払える用紙が入っている。まとめて払ったからといって、年金みたいに割引されるわけではないけど。
それがやで。

去年はちょっと収入多かったからな~。コロナ禍においてとてもありがたいんだけど、保険料は上がってるだろうな。まぁ、30万ちょいくらいかしらね?
と何の気なしに見てみたら。
65万?
「ん?」
65万?
「んん???」
三度見したよね。
うっそやん。高すぎるやん。今年の初めに買った中古車が65万くらいやったよ?もう1台買えるがな。
絶句。
でも、これは決定事項なのだ。とても信じられないし、信じたくなかったけど、振込用紙が届いてしまったのだから払うしかないのだ。
早速、1期目をpaypayでサクッと支払い。65,000円也、「ペイペイ♪」

ペイペイ♪じゃねーよ。
うちの国民健康保険料が高い理由
国民健康保険とは、サラリーマンは入っていない保険だ。
会社員は会社の組合健保や協会けんぽ、公務員は共済組合というのがあって、国民健康保険ではない。
では国民健康保険に加入しているのは一体誰なのかというと、
- 自営業者(個人事業主)
- 自営業者の妻
- 自営業者の子ども
- 75歳未満の年金生活者
- 非正規雇用者
- 無職
ざっくりこんな感じ。
お分かりだろうか。
「自営業者」以外、収入がないorとても少ない人たちなのだ。
他の保険と比較してみると、一目瞭然である。
厚生労働省:我が国の医療保険についてより作成(平成30年、31年のデータ)
- 加入者の平均年齢:53歳(めちゃ高い)
- 加入者のうち65歳以上の割合:43%(めちゃ多い)
- 加入者1人あたりの医療費:36万円(めちゃ高い)
- 加入者1人あたりの平均所得:88万円(めちゃ少ない)
つまり、こういう保険なわけだ。
そして保険料は収入で決まるので、いわば加入者全体の負担が「収入がそこそこ多めの自営業者」にのしかかっている、というイメージ。
しかも、会社員の保険と違って国民健康保険には「扶養」の考え方がない。
妻や子どもの分も、プラスで保険料がかかるということだ。

そりゃ、うちの保険料、高いわな。
65万円請求されてから初めて、こういうことを自分で調べて知ったわけだ。ああ、無知っておそろしい・・・。
子どもの病院代が毎回500円で済むとか言って喜んでる場合じゃなかった。むしろ無料にしてくれ。
国民健康保険料を下げるには?
でも、毎年こんな高額請求されてたらたまらん。一刻も早く「国民健康保険」をやめたい。どうにかほかの保険に入る方法はないの!?保険料を下げるにはどうすれば!?
青色申告をする
青色申告をすると、55万円の控除を受けられるので、所得を抑えられる。
そんなの、とっくにやってるよ。
国民健康保険組合に加入する
国民健康保険組合!そんなものが、国民健康保険にはあったのだ。恥ずかしながら知らなかった。
↑ここにある一覧から夫が入れそうな組合を探したところ、「文芸美術国民健康保険組合」ならいけそうだ。略して文美国保。
この組合に入るには、まず「組合に加盟している団体」の会員になるところから。
↑今度はここの一覧から、入れそうな団体を探す。
「日本ネットクリエイター協会」
これだ!!
この協会に入ったからといって必ず文芸美術国保組合に入れるというわけではなく、組合に入るには条件がある。
日本国内に住所を有し、文芸、美術及び著作活動に従事し、かつ、 組合加盟の各団体の会員である者とその家族。
(文芸美術国民健康保険組合HPより)
夫の肩書は「webデザイナー、webライター、webディレクター」などなど。現在は「ライター」としての仕事が大半なので、「著作活動に従事」という条件は満たせそうだ。

ちなみに、入会金10,000円、年会費24,000円はかかるし、入会してから「組合に入れなかったから」と言って退会しても返金されないよ。
文美国保の保険料は?
組合の保険料は収入関係なく、一律料金。
文美国保の保険料は年々上がっているようだが、2021年現在は
- 組合員 1人月額 21,100円
- 家族 1人月額 11,600円
である。これを我が家で計算すると、
531,600円+日本ネットクリエイター協会年会費24,000円=555,600円
おお、思ってたよりそんな変わらんけど…今回が65万だったから、10万弱は安くなるか。
でも…
- 夫はあくまでもフリーランスであり、クライアントあっての収入であり、来月突然仕事がなくなる可能性だってゼロではない。
- 今の時点で10万は大きいっちゃ大きいけど、来年の保険料は65万よりも安くなる可能性だってある。収入は安定せず、たぶん毎年変動する。
- 収入はできればどんどん増えてほしいけど、もし減れば、文美国保より国民健康保険のほうがむしろ安くなる可能性も大いにある。
そう考えると、組合に入るメリットはそんなに大きくないかもしれない。

逆にもっと収入が増えて国民健康保険料が82万円の限度額に近づいたら、入ってもいいかな。
微々たるものだけど、日本ネットクリエイター協会の年会費24,000円を経費にできるということはメリットだろうか。
法人化する
法人になると国民健康保険ではなく協会けんぽに加入することになるので、国保はやめられる。保険料はそんなに変わらないかもしれないけど、出産一時金や傷病手当金がもらえたり、健診が受けられたりというメリットはある。
でも、法人化するということには健康保険だけではなく、税金のことや年金のことも絡んできて、とってもとっても複雑なのだ。プロの税理士さんに頼むのもお金がかかる。
一般的には利益が600万~1000万円くらいになったら法人にしたほうがお得、と言われているけど、夫の収入はまだそこまではない。
…というわけで、法人化はもう少し先の話で、今はまだ現実的ではない。
保険料が安い地域へ引っ越す
私たちが住んでいるのは、保険料が高いと言われている地域だ。
国民健康保険料は自治体によって計算が変わるので、安くなりそうな自治体を調べて引っ越すという手もありかもしれない。
でも子どもがいたら、転園・転校が絡んでくるからなかなかハードル高いよね。
とにかく所得を減らす
組合もだめ、法人化もだめ、引っ越しも無理、となると、所得を減らすしかないわけだ。
国民健康保険料は、「課税所得」ではなく「所得」で計算されている。
収入から経費を引いた「所得」から、国民健康保険の基礎控除43万を引いた額、をもとに計算される。
つまり、「所得控除」は考慮されない、ということ。
配偶者特別控除、社会保険料控除、生命保険料控除、医療費控除、寄附金控除…などの所得控除は、関係ない。基礎控除43万円しか引いてくれないらしい。
ひ、ひどい・・・。
だから、たとえば小規模企業共済やidecoで控除額を増やしても、国民健康保険料に影響はないということだ。
じゃあどうすればよいかというと…
ずばり「経費を増やす」しかない!! ばばーん。

経費のかさ増しはアカンよ。
でも、堂々と経費にできるものなら、増やしてもいいと思うのだ。
パソコンを新調したり、ワークチェアを買ったり、情報収集のための本を読んだり。
私の計算によると、たとえば20万経費が増えて所得が減ると、国民健康保険料はざっくり13,000円くらい減りそうなので、(本当にざっくりだよ!)
20万円のものを187,000円で買えるのだと思えば得する気がしないでもない。
いや、住民税や所得税の節税にもつながることを考えたら、お得度はもっと高いはずだ!
節約のために安いダイニングチェアで我慢してるけど、最近腰が痛いし、ちょっとお高いワークチェア、買ってもいいんじゃないの?
正直、ほぼ使っていない健康保険に13,000円払うより、自分にとって価値あるものに20万払うほうがいいんじゃないの?

まぁ、経費とはいえ出費は出費なので、ここは考え方や価値観次第だけどね。
国民健康保険料は甘くない
国民健康保険料、なんとか節約したいと思って私なりに調べたけど、そんなに甘くはなかった。
個人事業主の道を選んだからには、避けては通れない道なのだ。
毎月6万くらい、国保貯金、しとかないとね・・・。