名前に「子」がついていると、女子なんだな、と思いますよね。
小野妹子や蘇我馬子は男子ですが、いつから「子」がつくと女子、というのが普通になったんでしょう。
そして、いつから「子」のつく赤ちゃんがいなくなったんでしょう・・・。
「子」のつく名前ってダサい?
私の母世代(1950年代うまれ)では、「子」がつく女性がとっても多いです。
陽子、貴子、道子、佳子、春子、恵子、祥子などなど。
私の世代(1980年代うまれ)では、だいぶ減りましたが、まだ結構いました。
由紀子、咲子、真紀子、奈緒子、麻衣子、真由子、などなど。
それが、ここ最近(2010年代)はめっきり少なくなりました。
「今年の赤ちゃんの名前ランキング」とか見ても、子がつく名前なんてランキング外もいいとこ。キラキラネームの反対で「しわしわネーム」とか言われたり。
(さすがに問題があったのか、最近はしわしわではなく「レトロネーム」と書いてあるのをよく目にします。いいように言い換えたよね。)
人気の女の子の名前を見てみると、
結衣、結菜、陽菜、凛、ひまり、芽衣、などなど。
最近は「自然派ネーム」というのが流行りらしいですよ。ふむ、気持ちはわかる。
その中にいっこだけ!「莉子」がランクインしていました!
りこちゃんね、可愛いよね。知り合いの子にもいますよ。
莉子だったら、全然「しわしわ」ではないよね。
でも、子がつく名前はそれくらい。
私、
春子とか、まゆ子とか、まき子とか、めっちゃ可愛いと思うんですけど!
女の子がうまれたら、子のつく名前にしたいとずっと思ってたんですけど!!
「○○子ちゃんの名前、おばあちゃんみた〜い」とか、言われちゃうんでしょうか。
ただの「子どもの子」じゃないんだよ
「子」には、子どもの子という意味のほかに、「一から了まで」という意味があるんだそうです。
名前の由来としては、たとえば「幸子」なら、「一度しかない人生、はじめからおわりまで、幸せいっぱいでいられますように…」とかでしょうか。
素敵じゃないですか。
「子」の歴史
妹子と馬子の時代、「子」は位の高い男子につけられていたんだそうです。
そしてその後、平安時代に嵯峨天皇が娘たちに「子」をつけてみたのがきっかけで、女子につけられるようになっていったんだそうです。
そういえば「美」も、昔は男子につけられていたけどいつからか女子のものになっていますよね。
いや、男子なんです
女子の名前についていろいろ言いましたが、違うんです。
うちの子は男子なんです!
なので、「子どもの名前に憧れの『○○子』をつけてもいいのか!?」なんて悩まずにすみました。
よかったよかった。