幼稚園の選び方。私が重視した基準をご紹介します。

10月に入って、息子が通う幼稚園でも願書提出が始まっています。

参考までに、私が幼稚園をどんな基準で選んだかをご紹介しますね。

ポイント1.給食はある?お弁当の頻度は?

何を隠そう、私が幼稚園選びで最初に重要視したのはここです。

  • 毎日お弁当持参
  • 週2でお弁当持参、週3で給食
  • 週5で給食あり

いろんなパターンの園がありますが、私が選んだのはもちろん…

週5で給食あり

早起きしてお弁当なんて、作れる気がしなかったんだモン

そして実は、給食にも2種類あります。

  • 自園調理…幼稚園内に給食室があって、毎日手作り&できたて
  • 外部委託…外部施設から、幼稚園に運ばれてくる給食(宅配弁当)

あたたかくて美味しい給食を食べてほしいので、給食が美味しいと評判の自園調理の園を選びました。

まったくお弁当を作らなくていいわけではなく、お弁当の日(年に数回)と行事ごとの日はお弁当を作っています。

たまになら、お母ちゃん頑張れるよ!!

ポイント2.預かり保育の充実度

働くママが増えている昨今、幼稚園とはいえ「毎日14時まででさようなら〜」だけでやっている幼稚園は少ないですね。

14時以降も子どもを預かってくれる「預かり保育」は今や幼稚園でも必須。子どもを気軽に預けておける園が選ばれています。

「預かり保育あり・なし」だけでなく…

  • 事前の予約が必要?当日でも預かってもらえる?
  • 空き状況はどれくらい?
  • 預かってもらえる時間・料金はどれくらい?
  • 預け理由は仕事じゃなくてもOK?
  • 預かり保育担当の先生がいる?
  • 子どもはどんなふうに過ごすの?

このあたりを確認しておくと良いと思います。

事前の予約が必要?当日でも預かってもらえる?

これは本当に園によってさまざまです。
「1ヶ月前には予約しないとすぐに定員になってしまう」という園もあれば、「当日の朝に口頭で利用希望を伝えてもらえればOK」というゆるい園もあります。

預かり保育を使う予定がある場合は、
予約方法や、事前の手続きが必要かなど、確認しておきましょう。

空き状況はどれくらい?

預かり保育ありの園でも、常に満員状態では結局「なし」に等しいので意味なし。予約の仕方とともに、「どの程度、預けられるものなのか」確認しておきましょう。

「どの程度利用できる感じですか?」って訊いて「空き状況によるので…」ってふわっとした答えしか返ってこなくても、

 

「結構いつも定員いっぱいですか?」

「予約は競争率高いんですか?」

 

って食い下がると本気度が伝わって、結構答えてくれるよ。

ちなみに息子が通うS幼稚園では、入園前に確認したところ
年少さんは毎日5人まで」(新入園児は100人以上なのに…)
というかなり狭き門だったんですが、入園後に定員が増えて約20人までOKになったので問題なく預けられています!感謝!

「今後もっと定員を増やしていかないとということで、今職員同士でもなんとかしようと話し合っているところなんです」という職員さんの話を信じて良かった…!

預かってもらえる時間・料金はどれくらい?

時間は、16時まで、16時半まで、17時まで、18時まで…これも様々。

何時まで預かってもらえるのかは、仕事に行くつもりなら必ず確認したいところ。

こども園だったら、「2号さんは19時までやっているけど1号さんの預かり保育は16時までです。緊急時は16時以降もお預かりできますが、延長料金がかかります。」とか、いろいろ複雑です。

16時までは1,000円だけど、16時を1分でも過ぎたら1,200円になって、16時半以降は1,500円になって…

など、細かい料金ルールも確認しておきましょう。

説明を受けても、最初はちんぷんかんぷんだけどね。

 

利用する理由は仕事じゃなくてもOK?

基本的には利用理由は問われないものと思いますが、リフレッシュ目的での利用もできるかどうか、一応聞いておきましょう。

預かり保育担当の先生がいる?

預かり保育は、子どもが日々通うクラスとは別で、いろんなクラス・年齢の子どもたちが集まるもの。

その時間はどんな先生が保育を担当するのか、聞いておきましょう。

小さな園だと、その時間だけのパートさんとかを雇っているところが多い印象です。

大事なのは、預かり保育担当の先生が、子どもの人数に合わせてちゃんと十分に配置されているかどうか

「◯歳の子ども◯人に対して保育者を1人配置」という基準は全国的に決められています。

その基準を守っていることはもちろん最低条件ですが、あくまでも最低条件なので、願わくば、余裕を持った人員配置だと嬉しい!

子どもに対する保育者の人数不足は、何より深刻な問題。昨今起きている悲しい事件や事故も、先生たちに普段から余裕がないからこそ起きてしまったとも言えると思います…。

友人が働いている園では「当日の朝の予約でOK」というルールで、当日になるまで預かり保育の子どもの人数がわからないそうです。
預かり保育担当のパート職員さんはいるものの、人数的に基準に満たない時は他のクラスの先生が急に駆り出されたり、人がいないときは園長や副園長が保育に入ったり、臨機応変に対応している…とのことだけど…

子どもを預けている親としては「それってちょっと不安だな〜」と感じました。先生も、急な予定変更は大変だろうし…。
「いつもとちょっと違うことをする」って、事故のもとだと思う。

息子が通うS幼稚園ではちゃんと預かり保育の担任の先生が配置されていて、子どもの毎日の様子をしっかり見てくれているので安心です。

いつも決まった先生がいてくれるので、子どもも安心して過ごせているようです。

子どもはどんなふうに過ごす?

日中の一斉保育とは違って、預かり保育では各々の好きな遊びをしながらゆったりと過ごす園が多いと思います。

年中・年長さんも基本は同じ部屋で過ごすので、いつもとは違う遊び方ができて、それはそれで楽しいみたいです。

うちの息子もお兄ちゃんお姉ちゃんにすごく可愛がってもらっているみたいで、いつもお迎えに行くと微笑ましい光景が見られます(´∇`)

子どもがどんな環境でどんなふうに時間を過ごすのか、聞いてみると良いと思います♪

ポイント3.先生や子どもたちの笑顔

息子が通うS幼稚園は預かり保育はあまり充実していなかったのですが、それでも「この園に子どもを通わせたい!と心惹かれた理由は、まさにこれです。

願書提出前の園見学。実はすでに他の園の優先枠が内定していた息子でしたが、ホームページや口コミを見て気になっていたS幼稚園だったので「今後のために一応見ておこうかな」というくらいの軽い気持ちで向かいました。

で、中に入ってびっくり。

今まで見てきた他の園と、全然ちがう・・・!!!!

何が違うって、先生や子どもたちの顔、表情。みんな、なんて楽しそうなんだ! 一瞬で、「この園は良い園だ!!!」と確信しました。

子ども自身はわりとどんな園でも適応できるだろうし、その場所で友だちを作って、自分の幼稚園が好きになっていくものだと思いますが、

「先生たちがすごく良い顔で働いている」というのはとても印象的でした。

どの先生もなんだか自由そうで、楽しそうで、生き生きしていて、羨ましい。元保育士の私は「こんな幼稚園で働けたら毎日楽しいだろうな」とまで思いました。

自分が昔働いていた園はひどくて、「二度と保育士なんてしたくない」と思ってたけど。笑

他の園がダメなわけではもちろんないんです。見学に行った他の園の先生たちも、子どもが好きで一所懸命働いていらっしゃると思います。

でも。

S幼稚園は、ちょっと特別、雰囲気が違いました。

ホームページや口コミだけでなく、自分の目で見てみることの大切さを感じました。

ポイント4.園長先生の人柄や、子どもとの距離

いくつか見学に行った中で、園長先生と直にお話できたのは2園だけでした。

1つは、一度内定をいただいたものの後に辞退することになった園。この園では、園長先生自ら園内を案内してくださいました。

年配の男性の園長でしたが、とても優しそうでにこやかに対応してくださり、園中くまなく説明しながら時間をかけて丁寧に案内してくれました。

園の広い敷地内に畑があるところで、木になっている柿をとってくださったり♪

ただちょっと気になったのは、園長と、ほかの先生や子どもたちとのコミュニケーションがあまり見られなかったこと。

平日の保育中の見学だったので先生も子どもたちもたくさんいたんですが…園長や、見学に来た私たちに気付いても特に反応なく。そこは正直あまり印象が良くなかったです。

普段は、あまり子どもたちと関わっていない園長なのかな?と思いました。

 

そしてもう1つが、息子が通っているS幼稚園。

こちらは一斉見学日の見学だったので案内などはなく「自由に園内見て行ってくださいね」方式。でも園長先生と副園長先生がずっと立っていてくれて、お話できました。

こちらの園長も年配男性なんですが、何よりびっくりしたのが、ほかの先生や子どもたちとの距離がすごく近い!

私が園長とお話している短い間にも、複数の子どもたちが「えんちょうせんせい〜!みて〜!」とやってきて、お喋りしています。

子どもたちにも大人気の園長先生!これはすごくポイント高い

ほかの先生たちと冗談を言い合ったり、子どものこともしっかり覚えていて名前で呼んでいたり
ほかの先生たちが、園長に対して遠慮したり萎縮したりしている様子も皆無。
普段から先生たちとコミュニケーションをとって、保育にもしっかり参加している園長なんだな〜と思いました。

入園してからも、たびたび園長先生のお話を聞く機会がありますが、本当によく勉強されていて、意識の高い園長だと感じます。

そして、見学中、すれ違う先生たちがみんな必ず挨拶してくれる!全体的に笑顔と活気があふれていて、とっても雰囲気が良かったです。

 

実際のところ、子どもと毎日クラスで過ごすのは、若い担任の先生です。

でも、園長の人柄や意識の高さ、ほかの先生たちとの関係性って、質の高い保育をするためには必要不可欠だと思います。

私が昔働いていた園では、園長先生ってめっちゃ嫌われてたな〜。

園長と先生たちとの距離が近いからこそ、先生同士の関係性もまた良くなり、しっかり情報共有ができて、重大な事故を防ぐことにも繋がるんです。

親にとっては大事な大事な子どもを預けるところですから、週5の給食や預かり保育のことより何より、重要で、重視するべきところだと思っています。

ポイント5.先生たちの年齢層

これもさっきの話に繋がるところですが…

働く先生たちの年齢層も私は意識して見ています。

すごく若い先生ばかりの園ってありますよね。子どもは若い先生が好きな子が多いのでそれはそれでいいんだけど…

これって実は、「先生がどんどん辞めていってる」ということ。

私が働いていた園もそうでした。ほかの先生たち、いつも「早く結婚して保育士やめたい…!」と嘆いていました。

そして、私もすぐに辞めました★

あまりに若い先生ばかりだと、

  • 先生の入れ替わりが激しいんだな
  • 職場環境が良くないんだろうな
  • いじわるなお局先輩がいるのかも
  • 結婚しても続けられる環境じゃないんだろうな
  • 休みがとれないとか、勤務体制もハードなんだろうな

など、いろいろ考えてしまいます(´v`;)

先生たちがどんどん辞めていく、「辞めたい」と言っている園に、大事な子どもを預けるの…嫌だよね。

息子が通うS幼稚園は、若い先生ももちろんいるけど、まさに子育て中の先生もすごく多いんです。

子どもがいても働きやすい、働きたい環境ってことだよね!

ちなみに年配の先生がいても、20代の若い先生と、子育てを終えた50〜60代のパート先生と二極化しているような園はちょっと要注意。

子育てしながら働く30〜40代の先生がたくさんいるか?というのは一つのチェックポイントだと思います。

子育ての先輩として、いろいろ相談もしやすいよ♪

私流、幼稚園の探し方

私は幼稚園を調べる時、まずはスマホの地図アプリを使いました。

1.スマホの地図アプリやGoogle mapで通える範囲の園を探す

2.園のホームページを見てみる

3.口コミを検索する

4.良いところがなければ、バス通園や車通園も視野に入れて範囲を広げて探す

こんな感じでしょうか。

幼稚園や保育園の口コミって数年前はネット上にもほぼなかったですが、最近ちょっと充実してきたかな、という印象ですね。

有料のサービスもあるけど、ここはケチらなくて良いと思います。

本当は、近所の公園でママ友を作って、リアルな口コミを聞くのが一番なんだけどね…うちは幼稚園に入るタイミングで引越しだったのでそれは難しかったのよ。

いや、引越しがなくてもママ友なんていなかったけど・・・

必ず自分の目で見てみよう

良さそうな園を見つけたら、園見学に行くのは必須です。

今は事前申込み制のところが多いので、ホームページでしっかり日程をチェックして、わからなければ電話で問い合わせしてみましょう。

ホームページや口コミも有効ですが、それだけではわからない情報も本当にたくさんあります。

たとえば、その幼稚園が「遊び重視か、教育重視か」というくらいはホームページや口コミをみればだいたいわかります。私は子どもにとにかく思いきり遊んでほしかったので、教育重視の園は初めから除外しました。

でも、実際の園の雰囲気や、先生や子どもたちの様子は、ネット上では本当にわからないです。(プライバシーのこともあるしね)

実際に足を運ぶ、自分の目で園の雰囲気を見る、働いている先生とお話する

幼稚園選びは「合う・合わない」ももちろんあるので、しっかり自分の目で見ることが何より重要だと思います!

親に合う・合わないもあるし、子どもの性格に合う・合わないもあります。

小学校に入るまで、子どもが毎日過ごすところです。公立の小学校と違って、幼稚園は本当に方針や理念など様々です。

ただ「家から近いから」という理由だけで安易に選ばずに、子どもに合う素敵な幼稚園を選んであげてくださいね。

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